全日空商事株式会社(本社:東京都港区、八木功社長)は、このほど、南米エクアドルの田辺農園(田辺正裕代表)と日本市場におけるバナナの独占輸入販売に関して合意しました。これに基づき、全日空商事が輸入元となり、バナナ加工販売では国内大手の日本フレッシュフーズ株式会社(本社:埼玉県八潮市、高屋和夫社長、全日空商事100%出資)が販売を担当、6月末から首都圏および関西圏の量販店を中心に販売を開始します。取扱数量は、月間ベースで2万2,000箱(1箱13.5kg)程度を予測しています。
田辺農園は、エクアドル共和国エスメラルダス州にある日本人が運営するバナナ園で、同地に移住して38年になる農園主の田辺正裕氏(55)が、父親から麻とヤシ油の農園を受け継いだのを機に、近隣の農園を買い取り、14年前にバナナを栽培したのが始まり。現在、約100ヘクタールの畑で15万本を超すバナナの樹を栽培、年間約26万箱(1箱13.5kg)を収穫し、そのすべてを日本向けに輸出しています。
同農園では、化学肥料、除草剤、殺虫剤を使用しないで土壌の特性を生かし、傷ついたバナナや枝・葉などの可食部分以外も無駄にすることなく有機肥料化して畑に還元するなど、低農薬の自然循環型農法でバナナを栽培しています。また、河川からくみ上げた水を活性炭ろ過し、オゾン殺菌処理をしたうえでバナナの洗浄に使用するなど、安心して食べられる高品質のバナナを「田辺農園 TANABE FARM」ブランドで出荷しています。
エクアドル共和国は、(1)赤道直下ながらもフンボルト海流の影響で、一日の気温に適度な寒暖差があり、糖度醸成に効果的である。(2)赤道直下に位置するので、日照時間が一年を通じて安定しており、また、地球の自転で発生する風の流れが弱いため葉の傷みが少なく、効率的に光合成が行われる。(3)海岸地帯には火山灰と河川の堆積作用によって形成された沖積平野が広がり、南北に走るアンデス山脈の影響で高地帯には霧雨が発生しやすく、乾期にも水資源が枯渇しない。など、バナナの生育に適した自然環境に恵まれています。このような好環境で育ったエクアドル産バナナは、他産地のものに比べ、粘りがあり、糖度が高く甘いといわれています。その甘さも適度な酸味のため、しつこくない甘さが特徴で、一房一房が大ぶりで形もよく、食べ応えのあるバナナです。
田辺農園の田辺正裕氏と収穫したばかりのバナナ
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